![[料理の味をガラッと変える、魔法のスパイス] デュカのレシピと使い方を解説](https://yuttera.com/wp-content/uploads/8bf09651801b25fa665901cc5ae4bca9.jpg)
「デュカ」とは、エジプト料理によく使われる、ナッツとスパイスを混ぜ合わせたミックススパイスの事を言います。
アラビア語で「つき砕く」を意味し、ナッツとスパイスを粗めに砕くところが美味しさの秘訣。
そんなデュカはこんな方にピッタリの調味料です。
- 普段の料理を簡単にアレンジしたい
- 面白い味変を知りたい
- 料理のレパートリーを増やしたい
それでは解説していきます。
デュカの作り方

基本的な材料は、ナッツ類、ゴマ、ホールスパイス、パウダースパイス、塩、この5種類です。
これらの材料を、すり鉢やスパイスマッシャー(なければ潰しやすい容器でもOK)に加えて潰すだけ。
お好みで粗めに砕いたり、細かくなるまで潰します。
フードプロセッサーでは香りが弱くなってしまうので、なるべく使わないようにしましょう。
本格的に作ってみたい方にはこちらのスパイスマッシャーがオススメ。
サイズは小ぶりですが、大理石で作られているので潰しやすく、食品の匂いがつきにくいのが特徴的です。
ナッツとスパイス選び

デュカを作るのに必要な、ナッツとスパイス。
何を選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
まずは、手に入りやすいものから選んでいきましょう。
- ナッツなら、ピーナッツやクルミ、アーモンド
- スパイスなら、クミン、ブラックペッパー、コリアンダー
これらを一緒に潰すだけでも美味しいデュカになります。
その他は用途に応じて、
- コクを足したい…カシューナッツ、松の実、ひまわりの種
- 味にアクセント…ピスタチオ、ガーリック、カイエンペッパー
- 甘みをプラス…ピーカンナッツ、ピンクペッパー、シナモン
- 悩んだ時は…ミックスナッツ
これらを参考に作ってみて下さい。
注意点としては、塩や油、添加物の入っていない無添加タイプを選びましょう。
デュカの使い方

基本の使い方は、オリーブオイルの中にデュカを加えて、パンに浸して食べるのが最もポピュラー。
でも、それだけではもったいない。
さまざまな料理に振りかけて活用していきましょう。
作るのが面倒という方には、KALDIのこちらがオススメ。
シンプルにふりかけ

ご飯やパスタ、サラダなどにかけるだけで劇的変化。
ナッツのザクザク感に加えて、スパイスの香りや刺激が合わさって美味しくなります。
特に、卵かけご飯との相性は最高でした。
パスタならオイルベースが合いますが、究極にシンプルにすると、茹でたパスタにオリーブオイルとデュカを絡めるだけ。
お手軽なのに、斬新で美味しい味に仕上がります。
豆と合わせる

エジプト発祥ということもあって、豆類との相性もいいです。
中でもひよこ豆をペーストにした、フムスには必ずかけて食べたいと思えるほど。
もっと手軽なところだと、納豆との組み合わせ。
タレとデュカを入れて、よく混ぜると驚きの味に。
やみつきになること間違いありません。
肉や魚と

シンプルにソテーやローストする時に、デュカを絡めて焼くだけで、スパイスの香りとナッツのコクがプラスされて贅沢な味わいに。
少し細かめに砕いたデュカの方が、味馴染みがいいです。
その他にも、
- ハンバーグに混ぜる
- カルパッチョの仕上げにかける
- 揚げ物の衣の中に加える
- マヨネーズに混ぜて、塗って焼く など
デザートにも

甘いものとも相性が良く、ちょっとしたアクセントにピッタリです。
オススメは、
- バニラアイス+EVオリーブオイル+カシューナッツ入りのデュカ
- ヨーグルト+ハチミツ+ピーナッツ入りのデュカ
- パウンドケーキの中に混ぜる
- ガトーショコラに添える
甘さと塩気が癖になる味わいです。
デュカを練り込むとさらに美味しく、モロッコのケーキ「キカ」のレシピはこちら。
まとめ
ふりかけるだけで、味や食感が一気に変わる、万能調味料「デュカ」
簡単に作れるので常備しておいて、卓上調味料にしてもいいですね。
ナッツやスパイスの組み合わせで、新たな発見もあるので、いろんなレパートリーを試してみて下さい。
デュカ+納豆、すごくオススメです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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